「共通基盤研修を振り返って」by F.K.
「共通基盤研修を振り返って」
by F.K
今年の共通基盤研修の開催場所が県南ブロックということもあり、研修会場の手配や当日の会場準備等で県南ブロック会員が関わらせていただきました。
土浦市にある国民宿舎水郷を会場に2日間の研修でしたが、県内各地から多くの会員の参加がありました。霞ヶ浦を一望できる場所だったこともあり、研修中は霞ヶ浦の絶景を堪能していただけたと思います。
講師の土居先生には、はるばる京都から研修前日に来ていただき夕食を共にしながら、来年京都で開催される日本社会福祉士会全国大会や京都府社会福祉士会の状況、さらには現在の施設に施設長として就くまでの経過などを聞かせていただきながら、茨城県社会福祉士会の活動状況も伝えお互いの情報交換が出来ました。
今回の研修は「福祉経営」の分野からのものだったので、研修を受ける前までは、施設経営者でもないので「とりあえず聞いておこう」という感じであまり関心がなかったのが正直な気持ちでした。
しかし、研修の中でのグループワークを行ってみて、「自分が業務をしている中で、職場の理念や考え方を理解して業務をしていたか?」また、「職員間でその理念や考え方を、文章として表現できるくらいに共通認識をしていなければサービス利用者に対するケアにばらつきが起きる。」ということがわかり、「福祉経営」という分野の研修の必要性を実感することができました。
さらに、土居先生の「他人に説明が出来て書くことが出来る「知識」を持つことが介護の現場で必要とされる人材であり、パートの介護職員でも文章を書く訓練をさせています。」という話や、「施設長がどんなにぼろでも、上司が理解を示してくれなくても、自分の仕事がうまくいかないことをそのせいにしてはいけない。」という話は、大変納得することが出来ました。
共通基盤研修を受けてのメリットは、外部の講師による研修だけでなく、研修終了後の懇親会での会員同士の情報交換にもあると思います。
普段関係している人とは違う新たな繋がりが出来ることで、社会福祉士としてのコーディネート機能にも反映出来ると私は思います。
今回の研修でも、会員同士の新たな出会いや職場の情報交換、さらには「一人職場としての社会福祉士としての役割はどうすれば良いか?」また、「○○の状況の相談を受けた場合どんな対応をするか?」など熱い討論が交わされ、夜遅くまで話がつきませんでした。
共通基盤研修に今回参加出来なかった方やまだ参加したことが無い方は、是非次回の共通基盤研修に参加していただき、研修での知識だけでなく社会福祉士としての活動の輪を広げていただけたらと思います。
- 講師の土居正志先生が施設長をされている「高齢者総合福祉施設 虹ヶ丘」の
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