茨城県社会福祉士会 県南ブロックホームページ

「ああ、秋田大会 ~4ヵ月後のつぶやき~」 by E.Y.


「ああ、秋田大会 ~4ヵ月後のつぶやき~」

by E.Y.

会場にてこめっぺと

「では、午前1時集合で!」
この衝撃の一言で始まった秋田大会(第18回日本社会福祉士会全国大会・社会福祉士学会)への道。

職種も年齢も異なり、普段はあまり話したことのない者同士が10時間に及ぶドライブ。男女7人、二台の車であいのりの旅はスタートしました。

誰にも気づかれないように後部座席でこっそり仮眠を取りながら、車は北へ北へと向かって行きます。
そして、陽も昇りようやく会話が弾むようになった頃、車は秋田に到着しました。

はじめて参加する全国大会ということに加え、秋田県社会福祉士会のみなさんがおそろいのピンク上着でお出迎えをしてくださる雰囲気に少々ビビリながらも、早速会場へ。

初日は、社会福祉士の今後の挑戦・期待される役割の講演、自殺対策についてのシンポジウムが行なわれました。その中で、多職種と連携しながら自殺予防対策に取り組むことが宣言されました。また、これからの社会福祉士の役割については、組織として、専門職として何ができるのかではなく、何をしていくのかを考えていかなくていけないと感じる機会となりました。

その後行われた懇親会には、あいのりメンバー全員参加し、「け(食べてください)」「く(いただきます)」「んめ(美味しい)」と軽快な秋田弁が飛び交う中、日本酒ときりたんぽ鍋となまはげを満喫しながら秋田の夜は更けていきました。

なまはげ 青森県社会福祉士会の皆さんと

同じテーブルを囲んだのは、偶然にも青森県の社会福祉士会の皆さん。
一部のあいのりメンバーは、なんと感動の再会。
早速、「久しぶりぃ!!」と久闊を叙しながら、お互いにメンバー紹介と名刺交換。その後の歓談で意気投合し、2次会もご一緒することとなりました。

みごとな東北パワー!!しゃべりのテンポのよさだけでなく、福祉士会の研修の進め方などにも刺激をうけることができ、とても充実した時間となりました。



二日酔いをシャワーで流し、久保田城址周辺を巡る早朝ウォーキングに参加する人・のんびり朝食バイキングを楽しむ人とそれぞれの朝を過ごした後、各自が希望した分科会へ向かいました。
興味のある分野を選択したこともあり、様々な都道府県の取り組みに刺激をうけることが出来ました。

午後は、ズームインでおなじみの橋本五郎氏による講演会が行なわれました。政治の視点も踏まえて、福祉が語られました。また、自分の母親の生き方を通して語られる話には、身近な人を大切にする福祉の原点もあったように思います。

こうして、全国大会で様々な刺激を受けた7人は会場を後にしました。

予想以上の参加者だった早朝ウォーキング 早朝ウォーキングでの風景



仕事の都合で帰る一人のメンバーを見送り、再びあいのり!!

せっかくの秋田を楽しまずに帰るわけには行きません。カーナビに『秘湯の宿 鶴の湯』と登録し、温泉に向かいます。

「く、熊が出そう」大きな鈴を持たずにきた事を後悔するような、山の中に秘湯の宿はありました。かやぶき屋根の懐かしい造りの宿にこころ躍らせながら、乳白湯の温泉につかり、手足をのばすと疲れも吹き飛びました。

地元の山菜などをつかった夕食を楽しんだのち、今回の研修を振り返りながら、いつの間にか、今後の茨城県社会福祉士会について熱く語り合われていました。
時間も忘れ、「もっと有効なブロック会議にしていくにはどうすればいいのか」「自分達でも研究発表がしたい」等、すっかり打ち解けたメンバーは、自分達から発信していくことについて話し合い、とても濃厚な時間を過ごしました。

鶴の湯の朝の風景① 鶴の湯の朝の風景②

その夜、秋田の空は満天の星空。
貸しきり状態の露天風呂からの眺めは、最高の贅沢となりました。

翌朝の散策では大きな秋田蕗。
なにやら秋田大会のイメージキャラクター「こめっぺ」が思い起こされます。

翌日も観光を楽しみながら、帰路につきました。
往復ともに長時間にわたり運転していただいたお二人に、とても感謝しながら全国大会の旅は終わりました。

田沢湖にて 武家屋敷の街並み



・・・あれから、4ヶ月。

秋田で語られた夢は、まだまだ形になっていませんが、県南ブロック会議には、新しい仲間も増えてきています。
自分達で研究発表をできるように、興味や意識を共有できる時間が増えてきているようにも感じます。
年齢も経験も職種も違う人が集まる事で、普段職場では口にできない、不安を話せるような場にもなってきました。

人とのつながりが一番の財産。
もっともっとたくさんの社会福祉士が、気軽に交流しながら参加できる会としていきたいです。
そして、来年の京都大会には、ありのりメンバーが増えていくことを楽しみにしたいと思います。

鶴の湯にて

  • 秋田県社会福祉士会ホームページの「広報部のカメラレポート」で当日の様子を見ることができます [heart]

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